10
ざわざわと適度な喧騒に包まれたカフェ。
向かいに座る亜里歌と星司が、驚きに満ちた表情を浮かべて固まっている。
ばったり会った時に連絡すると言っておきながら、随分と日にちが経ってしまったような気がする。
それができなかったのは自分が弱くて、気付きたくなかったから。
だけどもう逃げる事はできないと、ようやく覚悟を決めた美弥は一人きりで彼らと向き合う。
ただの近況報告だと思っていただろう二人は、最初は温かいような穏やかな雰囲気だった。
そんな空気を一変させたのは、意を決して顔を上げた美弥の真剣な一言。
大切な人がいる、と。
久しぶりに連絡がきて話がしたいと呼ばれ、そんな事を唐突に告げられれば当然の反応だなと美弥は思う。
ユキの話ではない事など二人はわかっているだろう。
二の句が継げないでいる彼らの視線を甘んじて受け入れながら美弥は白状するように言葉を続ける。
「結婚とか、そういうのは今の所考えてない。けど、支えたいと思う人がいるの……」
ボロボロだった美弥にそっと寄り添ってくれた人。
最初は本当にただの体の関係だけだったけど、今はもうかけがえのない人になってしまった。
一緒にいたくてアメリカに付いていく事は決めたけど、それを結婚のような形にするというのはまだ決心が付かなかった。
だけど彼はそれでもいいと言った。
現状として組織はまだ健在であるから、その使命を果たすまでは家庭などを持っている余裕はないだろうなと、美弥もそう思っている。
いつか組織が崩壊して、アメリカに渡って月日を重ねていったらもしかしたら気持ちは変わっていくかもしれないけど、今はまだ。
「軽蔑されても仕方ないと思う……ユキを裏切ってるのは確かだから」
あっさりと別の男に付いていく自分を理解してくれとは言えない。
どんな理由があったって、結局美弥はユキではない男に縋って抱かれて、そして心まで明け渡してしまったのだから。
事故で亡くなったユキに対する酷い心変わりだとは、自分が一番良くわかっている。
「それでも……きっと一生、私からユキは消えない。人生の半分以上ユキと一緒にいたし……今だって、好きなままなのは本当だし……」
ユキは捨てられない。過去に置いていく事もできない。
それは義務ではなく、どうしたって忘れる事なんてできはしないのだ。
美弥の人生にはユキが当たり前のように存在していて、絡み付いて離す事なんてできないのだから。
「ユキがいなくなって、空っぽになった私を……彼は必要だと言って、もらってくれるとまで言ってくれた。だから……残りの人生は、彼にあげてもいいと思った」
美弥がいる事で彼が生きられるのなら、彼の役に立てるなら何でもしたいと思った。
だから自分は、これから先もユキにごめんねと心で謝り続けながら生きるのだろう。
「だから、ごめんね」
薄情な自分でごめん、弱い自分でごめん。
結局は一人で強く生きられなかった自分のせい。
自分の浅ましさが可笑しくて薄く微笑めば、黙り込んでいた二人は困ったように視線を泳がせ、互いに目を合わせたりしていた。
ユキを知り、ユキと一緒に過ごしてきた星司と亜里歌の気持ちや言葉は、ある意味ユキの代わりのようなものだ。
ユキから下される判断を、美弥はただ静かに待つ。
(……これが、最後になるかもしれないな)
遠い記憶で思い出すのは、二人との出会い。
ユキが高校でできた友達だと言って、数年後に美弥に会わせたのが星司だった。
友達同士で遊んでいる所に何故か呼ばれて、お互いにきょとんとして、でもしばらくすれば打ち解けた。
ユキは少し口が悪い。だけどそれは裏表がないという事で。
辛辣にも思える言葉を星司に吐いて、だけど彼は怒る事もなく楽しそうに笑っていた。
ああ、本当に仲が良いんだなと思った。そして星司の性格の良さもすぐにわかった。
そんな友達に会わせてもらえて嬉しかった事を覚えている。
そんな風に三人で行動する事もあるようになってからさらに数年後、彼女ができたと星司が言った。
照れながらも熱心にその彼女の良さを教えられ、ユキも美弥も苦笑した。
しばらくして、三人の場に亜里歌がやって来た。
最初は緊張していたのだろう、控えめで大人しそうな彼女はとても可愛かった。
話してみたら優しそうな良い子で、ああ確かに彼が選んだ子だと納得した。
それから、当たり前のように四人でいた。
ぶっきらぼうなユキ、気にせず喋っている星司、その二人を見て美弥と亜里歌はよく笑っていた。
そんな日常は一瞬にして壊れた。
精神的にどんどんおかしくなっていく美弥を二人は気遣ってくれたが、どうしていいかわからなかったのだろう、元のように仲良く笑い合う事はできなくなった。
三人で会えばどうしたってユキを思い出してしまうのだから、次第に顔を合わせる機会も減った。
せめてウチに来いよと言われ、星司のバーには入り浸るようになったけど、それは結局酒に逃げる為だ。
そして今度は、美弥が別の男を作った。
ユキが作った繋がりから、美弥は勝手に抜けて離れていくのだ。
なんで、どうして、と罵られても仕方がないなと思う。
周囲の楽しそうな会話すらも聞こえない程に静まり返った三人。
注文した飲み物のカップにすら手も付けられず、皆が視線を落とす。
そうしてどれだけ経ったのだろう、最初に口を開いたのは星司だった。
「正直、驚いてる……別に、悪い事じゃないってわかってるのに、戸惑ってる自分がいる」
「…………うん」
素直な感想なんだろうなと、美弥は冷静に受け止める。
「驚いて、色々な事を考えた……自分が美弥ちゃんの立場だったらどうだろうって、考えて考えた。
俺だって一番の友達を失って、今でも本当に辛い。だけど俺には亜里歌がいたから、まだ救われてる。けど美弥ちゃんはそうじゃない……」
「…………」
ポツリポツリと零すそれは、星司らしい言葉だった。
「たった一人の恋人を失った絶望は、実際はその人にしかわからない事だろうと思う……から、俺は反対できないよ」
きっと困惑しているだろう、どうしてとも思っているだろう。
だけどそれでも真剣に美弥を理解しようとしてくれる星司はやっぱり優しい人だった。
手放しで喜ぶなんて事はないだろうけど、罵られないだけ本当に有り難い。
星司がチラリと隣を見る。
下を向いている亜里歌は悲しそうに眉尻を下げている。
「びっくりした、けど……美弥ちゃんがこの先一生独りでいたら、多分そっちの方が心配しちゃうかもしれないから……」
「……ありがとう……ごめんね、二人とも」
言葉ではそう言ってくれるけれど、内心ではどう思ってるかわからない。
消化しきれていない部分もきっとあるだろう、それでも二人には感謝しかない。
場の空気を明るくする為か、亜里歌が苦笑しながら顔を上げた。
「美弥ちゃんがそこまで想える人って、どんな人か気になる……もしかしてその人って、前に一緒にいた男の人?」
「…………」
スーパーを出た美弥の隣に、当たり前のようにビニール袋を持って立っていた沖矢。
亜里歌の問いかけに、そうだとも違うとも言えない。
半分は当たっているけど、厳密には半分は間違っている。
だけど、意味があって変装している彼の事を話してはいけないから説明する事もできない。
亜里歌に真っ直ぐ見つめられると少し怖い。
女同士だからだろうか、美弥の弱くて狡い部分も見透かされているような気がするから。
「……ちょっと複雑な事情があって、今はまだはっきりと答えられなくてごめんね……いつか言える時が来たら、今度こそちゃんと言うから」
「……そっか」
美弥が辛うじてそう口にすれば、亜里歌はそれ以上は聞かずにいてくれた。
「美弥ちゃん、顔色が良くなったな。ウチで荒んでいた頃とは見違えた」
「そう、かな?」
「うん」
多少気持ちが落ち着いたのか、星司が表情を緩ませる。
「今は驚いてるけど……でも俺も、たぶん亜里歌も、あの頃の美弥ちゃんに戻って欲しいとは少しも思ってない。だから、これでいいんだと思う」
「……ありがとう」
きっとその彼のおかげなんだろうなと、星司は眉尻を下げながらも笑みを浮かべた。
「その人は、美弥ちゃんを大切にしてくれる?」
亜里歌に尋ねられる。
その言葉で彼を思い出せば、勝手に胸が温かくなる。
ああ、もうどうしようもないなと、美弥は泣きそうになりながら薄く笑った。
「……うん」
「なら、いいかな……美弥ちゃんの笑った顔、久しぶりに見れた」
そうして亜里歌も笑えば、カフェで異質を放っていたこのテーブルにも僅かに穏やかな空気が流れた。
必死に受け入れてくれた二人に、美弥は何度もありがとうとごめんねを繰り返した。
美弥の要件が終わった後は、切り替えて仲良く話す訳でもなく、昔話で盛り上がる事もなく、注文した一杯のコーヒーがなくなる頃に三人は自然と立ち上がった。
会計を終えて店を出て、さあこれで別々の道を行くのだというタイミングで。
「昔、ユキがな」
どこか遠い目をした星司が、美弥を見つめながら呟いた。
「『あいつ、寂しがりなんだよ』って言ってた事があるんだ。だから……こんな風になって、もしかしたら美弥ちゃんの事心配してるかもしれない」
星司の言葉が、勝手にユキの声で再生される。
「美弥ちゃんが独りで泣きながら生きてたら、それこそユキは安心できないのかもしれないなと……ふと思った」
「っ……」
まだ、こんなにもユキが好きなのに。こんなにもすぐ泣けるのに。
どうして自分は彼も好きになってしまったのだろう。
この罪悪感は、きっと一生消えない。
「だから笑って、美弥ちゃん……ユキの分も」
「そうだよ……笑って生きていいんだよ、美弥ちゃん」
「、……っ、うん」
美弥がボロボロと泣けば、二人は優しい表情で笑っていてくれた。
*****
「ほら早く行くぞ!」
「待ってよ元太君~」
「どうしてそんなに急いでるんですか元太君!」
「早く行かねーとおやつ食う時間がなくなるだろ!」
「そういう事か……」
苦笑するコナンに、なんとなくごめんねという気持ちを抱く美弥。
良かれと思っておやつを作ってきたが、どっちが今日の目的かわからなくなってしまったかもしれない。
「すまんのぉ美弥君」
「いいえ。今日は天気も良いし、歩くのも気持ちいいですよ」
阿笠の車が修理中で使えないからと、今日は美弥が引率係に選ばれた。
車をレンタルしてもよかったが、目的地が駅の近くなので電車で行こうという話になった。
容器に入ったおやつが崩れないように丁寧にバッグを肩に背負い、美弥は笑う。
「うー、やっぱり腹減ってきちまったから今から食べねぇ?」
「何言ってるんですか」
「電車乗り遅れちゃうよー!」
真っ先に飛び出したはずなのに早々に戻ってきた元太が皆に止められている。
わあわあと騒ぐ子供達の背中に、冷静な哀の一言。
「早く会場に到着しないと、ショーの先着プレゼントがなくなるかもしれないわよ?」
「そ、それはイヤだ!」
「そうですね急ぎましょう!」
「哀ちゃんもコナン君も早くー!」
「お、おう……」
慌てて米花駅に歩き出した姿に美弥はくすりと笑った。
三人はともかく、コナンと哀はプレゼントはいらなさそうだなと思ったが余計な事は言いはしない。
哀はきっと助け船を出してくれたのだろうから。
「気を付けるんじゃぞ!」
「「「はーい!」」」
阿笠に元気に手を振る子供達が眩しい。
顔を上げれば明るい陽射しに照らされて、ああ自分は生きてるんだなとふと実感する。
「おや、お出掛けは今日でしたか」
「あ、昴さん!」
隣の家の門扉から現れたのは、そこに居候している眼鏡の青年だった。
「ちょうど外に出ていたらみんなの元気な声が聞こえたので」
たまたま出ていたと彼は言うが、きっと本当は違うのだろうなと思う。
隣にいるコナンも信じていない顔をしているので、多分同じ事を考えている気がする。
「これから電車に乗るのー!」
「ヤイバーショーに行くんだ!」
「ほぉ、そうですか。気を付けて行って来てください」
「うん!」
「ありがとうございます!」
子供達が颯爽と走っていく姿を、沖矢はふわりと穏やかな笑みを浮かべて眺めている。
「……美弥さん、先行ってるね」
「えっ」
呆れたように美弥を置いて行ってしまうコナンと、沖矢の存在などお構いなしに歩いていく哀。
どうやら気を遣われてしまったようで、本当に子供っぽくないんだからと美弥は苦笑する。
「悪いな、美弥」
「いいよ。最近運動不足だったし」
仮面ヤイバーショーの引率は、最初は沖矢に車を出してもらったらどうかという話になっていたらしい。
付き添いは無理でも車で送るぐらいならしてくれるだろうかと、コナンがそれとなく沖矢に尋ねたところ、答えたのが美弥の名前だったそうで。
連絡をもらった美弥は素直に喜んで今日の参加を決めた。
「それに、わざわざ呼んでくれたんでしょ?休日暇してる私の為に」
「どうだろうな。押し付けただけかもしれんがな」
「……それもあるかもしれないけど。大丈夫、私は嬉しいから」
子供達と一緒にいるのが好きだという事を、彼はちゃんと知っているから。
彼自身の損得勘定もあったかもしれないが、それでも美弥が喜ぶからという理由も少しはあっただろうから。
「じゃあ行ってくるね」
「美弥」
沖矢の声、だけど幾分か低くなった音が美弥を呼ぶ。
振り返って視線を上げれば、変装した彼の顔が至近距離に迫る。
「夜はお前の家に行く」
「……うん」
唐突な赤井の気配にドキリとして、僅かに動揺しながらも操られるように頷いた。
夜にまた会える、それだけこんなにも嬉しくて、自分は単純な人間だとつくづく思う。
(こういう所、ホント敵わない……)
美弥が喜ぶ事を知り尽くされている気がして悔しい気持ちもほんの少し。
名残惜しさを振り払うように踵を返せば、首に付けているネックレスがチラリと音を立てた。
小走りで子供達に追いつくと、何故かコナンが複雑な顔をしている。
「昴さんって、意外と過保護なんだね……」
「え、そうかな?」
過保護だと思った事はないが、じゃあどうしてわざわざ彼が家の外まで出てきたのか、という話になるのだろう。
「過保護というより、あれは独占欲というやつじゃないかしら?」
「哀ちゃんまで……」
否定しきれないくらいには大切にされている自覚はあるので、くすぐったいような嬉しいような。
だけど小学生にまで伝わってしまうのは如何なものかと、いい大人である美弥は反省の二文字を心に念じる。
「ま、女は愛されてこそよ。泣かされるよりよっぽどいいと思うわよ」
「……そう、かもしれないね」
「灰原、お前ぇいくつだよ……」
コナンの突っ込みには同意であるが、彼女のこういう所好きだなと美弥は思う。
同じ年代の友達に恋愛のアドバイスをされているような不思議な感覚は、恥ずかしいけど何だか悪くはない。
「でも、その相手があの人だと思うと、少し笑えるけどね」
「ま、まあ……」
ほくそ笑む哀に、苦笑いを浮かべるコナン。
コナンは沖矢の中身がFBIだとわかっているからその反応だろうけど、哀は知っているのだろうか。
時々彼女はそっけないような面白がるような顔をするから、彼女の中で沖矢はどういう存在なのか若干気になる所ではある。
だけど不必要に警戒している感じは今はないから、きっと信用はしているのだろうなと思う。
「でも、よかったよ。昴さん、何か楽しそうだから」
「そう?コナン君が言うんだったらそうなのかもね」
それがわかるコナンは流石だ。
「だから美弥さんがいてくれてよかった」
「……うん、ありがとう」
澄んだ大きな瞳に見上げられ、美弥は応えるように目を細めて笑んだ。
聡明な少年は様々な事情を知っていて、その上で美弥にそう言ってくれるのだろうから素直に嬉しいと思った。
自分は役に立っているだろうかと、いつも考えている。
自身は死んだ事にして別人として生きる彼が、僅かな時間だけでも平穏に生きられているならそれでいい。
チラリと後ろを振り返ると、未だに此方を見守っている長身が見えた。
――私達の関係に、名前は付いていない。
だけど心は強く結びついているのだろう。
絶対に忘れられない人がいる。彼にもそんな人がいる。
それでも私達は一緒にいる。
互いの体温を、命を分け合って、共有して、そうして今を必死に生きるのだ。
(シュウがいてくれれば、それでいい)
彼と一緒に生きると、決めた――
Every cloud has a silver lining.
どれだけ絶望していても、そこには希望がある。
<完>
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イギリスのことわざより。
※あとがき※
本編完結いたしました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
完結とはなってますが、夢主の気持ちの一区切りといった所です。
ここからは、その後の話を色々と短編形式で出せていけたらと思っています。
夢主に会わせたいキャラもまだいますし、原作が進めば絡みたい話も出てくると思いますし、あとは組織壊滅ifで何年後かの話だったり、アメリカの話とか。
進みはゆっくりになると思いますが、ちまちまと増やしていきたいです。
コナン世界では珍しい普通の一般人夢主でしたがいかがだったでしょうか。
色々模索しましたが、超人だらけの世界なのであえて何もできない子に挑戦してみました。
私の個人的なイメージですが、赤井さんは蘭みたいな控え目な女の方が好みなような気がします。守ってあげたくなるタイプの方が好きかなーと。
だけど何もできなさすぎても魅力がないので、一般人ではあるけど彼女らしい強さみたいなのは出したいなと思ってこんな感じになりました。
相手の目で色々読み取れる人ですが、特殊能力というほどでもなく、相手の目を見て感情の機微みたいなのがなんとなくわかる人、という程度です。
それによって相手の本質というか、信用できる人かできない人か、なんとなーく判断してるみたいです。
あとは色んな人と出会う事で少しずつ成長してきたのがわかってもらえると有り難いです。
それから、不必要に他人の情報を漏らさない性格であるので、喋らすのに苦労しました。
コミュ障でも無口でもないのですが、その設定を作ったが故にベラベラ喋ってくれなくて、ついでに精神的ショックも大きくて元気もないので、
当たり障りのない事しか言わない面白みのない女になりそうで調節が大変でした。
なんとか終盤の方では、シュウに対しては砕けた口調にできた、かな?
体だけの関係から始まったのは、赤井さんは死んだ女の為に操を立てるタイプじゃないなと思ったのがきっかけです。
その辺の女と適当に一晩を過ごすぐらいはしそうだなと思い、バーで出会わせる事になりました。
恋人を亡くした人設定にしたのは、まぁ出会う為の共通項みたいなものですね。
だけどその恋人に深みを持たせようと思って過去の話や思い出を色々盛り込んだおかげで、作ってる作者が感情移入して辛くなってきて、夢主がホントに可哀想だなと思いました(汗)
赤井夢として始めたのに、ユキが可哀想で見捨てられないと私が思ってしまいました…
これは何とか幸せにしてあげなきゃいかんと必死になりましたが、相手は赤井さんですからね、スマートにやってくれるでしょう。
あと予想外だったのは、安室さんと思ったより仲良くならなかった事ですね。
本来はもう少し安室さんとも良い感じになって三角関係くらいにはしたかったのですが、予想よりも夢主の警戒心が強くて、
しかも安室さんも自分自身の事は絶対に漏らさないので、全然お互いに歩み寄ってくれない(笑)
ちなみに安室さんは好き好き言ってますが本心ではありません。興味はあると思いますが、あくまで近づいて揺さぶる為にそう言ってました。
ですがちょっと悔しいので、短編くらいでもう少し絡ませて安室さんを揺らがしてみたい気持ちはあります。
夢主の性格が私とは正反対なので描くのに苦労しましたし、コナン達と絡ませるのも大変でした。
夢主側は普通の世界なので殺人事件なんか起きないし、誘拐や爆発なんてないですから。
でもそういうのがないと盛り上がらないので、なんとかコナン側に引きずり出して危険な目に遭わせました。
本当はもう少し派手にやったりしたかったんですがね、こんな感じになりました。
短編ではもう少し自由にやりたいなと思います。映画の方もやりたいですしね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
またお会いできる日まで。
妃瑪―――2023.11.5